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フィールド日記

2012.10.17

鳥の羽根  鳥の巣  マツムシの声

  2012.10.17 Wednesday

 理科の平本政隆教諭が鳥の羽根と鳥の巣を校内で発見しました。羽根と巣の画像を専門家の方に見て
いただいたところ、以下のような回答を得ました。

画像のみでの同定では私はあまり自信がございませんが、羽の方はトビの次列風切、巣の方はつくりの
粗さからヒヨドリまたはオナガなどではないかと思います。巣の大きさが分かりませんので、もう少し
大きなものでしたらまた使用者が異なるかもしれません。
羽は、平面に置いた時に横から見てカーブしていましたら風切羽(飛ぶための羽)、ペタンと平行にな
る羽は尾羽(バランスをとるための羽)です(ただし体羽は除きます)。画像を拝見しますとこの尾羽
の方の印象も受けます。もしそうだとしたら、トビの尾羽にしては暗食味が強く、バンドの入り方も異
なりますので、また他の選択肢かもしれません。

 画像のみでこれだけの推測ができる、専門家の方の同定力に驚きました。学ぶということは、物事の
うしろ側に隠れているものまで見えるようになることだと改めて思いました。

 


 
 

 マツムシの声を裏の駐車場で録音しました。マツムシの声が聞ける地域はどんどん少なくなっている
と聞きます。この秋の虫の美しい声を聴くと、私たちはこの声を失って、代わりに何を得たのだろうと
いう思いになります。

今日のことば


人はいつも、それぞれの光を捜し求める、長い旅の途上なのだ。
                               星野道夫