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フィールド日記

2020.07.10

アメリカネナシカズラ

下の写真のように、ススキ野原で黄色い麺のようなものが、植物にからみついているのが見られました。アメリカネナシカズラです。北アメリカ原産の帰化植物で、葉緑体はなく寄生根によって他の植物に寄生して生きています。


和名のネナシカズラは根無し葛の意味で、他の植物から栄養や水分を吸収するようになると、自身の根は枯れてしまうことに由来しています。数年前から近くを流れる黄瀬川の河原で繁茂しているのを確認していましたが、いつの間にかススキ野原にも侵入していました。


Like in the first picture, you can see yellow noodle-like stuff in the Japanese pampas grass field. It's the "アメリカネナシカズラ(amerikanenashikazura)". They came from North America. They don't have chloroplasts and they live on other plants.
"ネナシカズラ(nenashikazura)" in the name is written like this "根無し葛" in kanji and it means "vine plant having no roots". As they grow, they spread their parasitic roots on other plants and their own roots connected to the ground die. That's why they are called "ネナシカズラ(nenashikazura)". From a few years ago, I have noticed that they have flourished on the river sides of the Kise river near here. However, I don't know when they came to this Japanese pampas grass field.