フィールド日記

2020.03.13

ホソバオキナゴケ

校内のヒノキ林でホソバオキナゴケが見られます。乾燥してもあまり見た目が変わらずに美しいため、苔庭や盆栽に利用される代表的な種です。自然状態では写真のようにスギやヒノキなどの針葉樹の根元によく見られます。見た目がよく似ている近縁な種にアラハシラガゴケがあり、園芸用途では区別されていない場合もあります。
 

下は葉の基部に近い部分の横断面の顕微鏡写真です。葉緑体を含む小さめの細胞をはさんで大きめの透明な細胞の層があります。この透明細胞層が、アラハシラガゴケでは2~4層であるのに対し、ホソバオキナゴケでは厚いところで5~8層あるのが特徴です。