フィールド日記

2016.04.27

ナツグミ

 「共生の森」のナツグミが満開となりました。現在の大学2年生が高校1年の時に植えた木です。多様な生物が集まることを願って植えたと木でしたが、その願い通りに花の蜜を求めてたくさんの生き物がやってきていました。

次の画像に写っているのはコマルハナバチです。ポリネーターとしても有名なマルハナバチはナツグミの結実に貢献しています。



今日のことば
鈍刀というのは切れ味のよくない刀である。研いでも光らない。みんなは研いでも無駄だというが、そんな言葉に耳を貸さなくていい。せっせと磨いても刀は光らないが、磨く本人が光ってくる。       海原純子

2016.04.24

桐の花

桐の花が見事な花を咲かせています。

北原白秋は5月を桐の花の季節としていますが、不二聖心では既にかなりの花が散ってしまいました。
白秋の時代と現代とでは桐の花の開花時期に若干の違いがあるのかもしれません。
今日のことば
桐の花とカステラの時季となつた。私は何時も桐の花が咲くと冷めたい吹笛フルートの哀音を思ひ出す。五月がきて東京の西洋料理店レストラントの階上にさはやかな夏帽子の淡青い麦稈のにほひが染みわたるころになると、妙にカステラが粉つぽく見えてくる。さうして若い客人のまへに食卓の上の薄いフラスコの水にちらつく桐の花の淡紫色とその暖味のある新しい黄色さとがよく調和して、晩春と初夏とのやはらかい気息のアレンヂメントをしみじみと感ぜしめる。私にはそのばさばさしてどこか手さはりの渋いカステラがかかる場合何より好ましく味はれるのである。    北原白秋

2016.04.22

シイタケの植菌

 4月20日に高校1年生が総合学習の時間に「共生の森」でシイタケの植菌を行いました。ご指導くださったのはNPO法人「土に還る木・森づくりの会」の方々です。

ほだ木には、「共生の森」の整備のために伐採したクヌギの木を利用しました。ESDにふさわしい自然の資源の再利用です。
植えた菌は「すその620」という新しい菌で今秋にはシイタケが食べられるかもしれません。
今日のことば
葉かげなる天蚕(てんさん)はふかく眠りゐて櫟(くぬぎ)のこずゑ風渡りゆく  美智子皇后

2016.04.19

アミガサタケ  木星

 今日の一日はアミガサタケの写真を撮るところから始まりました。毎年、変わることのない中学校校舎の中庭の風景です。

今日の一日は夜空の写真を撮って終わりました。月と木星とレグルスが一列に並んでいました。最も明るく輝いているのが、木星です。


今日のことば

昔は進化を信じた人が排除されたが、今は進化を信じない人が排除される。       日高敏隆

2016.04.16

野鳥の調査 オオルリ  ハクセキレイ

 日本の野鳥の会の滝道雄先生の協力を得て、野鳥の調査を行いました。確認できた順に鳥の名を記しておきます。
1ウグイス 2シメ 3ガビチョウ 4ホオジロ 5ツグミ 6カルガモ 7シジュウカラ 8カワラヒワ 9メジロ
10ヤマガラ 11コジュケイ 12キセキレイ 13ハシブトガラス 14コゲラ 15ヒヨドリ 16オオルリ 
17ハシボソガラス 18シロハラ 19キジバト 20トビ 21アカハラ 22ハクセキレイ 23アオジ

今回の調査で特筆すべきことは、2つあります。
1つは、35羽のツグミの群れを確認したことです。ツグミは再び群れを形成し始め、北へ帰る準備をしていることがわかります。
もう1つはオオルリの鳴き声を確認できたことです。標高298メートルと339メートルで3羽確認しました。

ウィキペディアより

マリアガーデンのツツジが最も美しく見える季節を迎えました。

近くにはハクセキレイがいました。ハクセキレイは進化の過程で川岸を離れて生活する道を選択しましたので、不二聖心でもたくさんの個体を目にすることができます。

今日のことば
(オオルリは)複雑な美しい囀りを出すので、古来鶯、駒鳥と共に三鳴鳥といわれてきた。姿といい声といい実に鮮やかで、山でこの鳥に出遭うと疲れを忘れる。                  山谷春潮

2016.04.11

ベニバナトキワマンサク

 「共生の森」でベニバナトキワマンサクが美しい花を咲かせています。

トキワマンサクについては、三重県立博物館の松本功先生が次のような、たいへん興味深い文章をお書きになっています。
 トキワマンサクは高さ3~6メートルになる常緑小高木で、国内では限られた場所にのみ自生する希少な樹木だ。世界レベルでの分布は日本のほか、台湾、中国中南部、ヒマラヤ東部に見られる。国内では、伊勢市の伊勢神宮宮域林(神宮林)のほか、熊本県荒尾市の小岱山(しょうたいさん)、静岡県湖西市神座(かんざ)の3カ所の生育地が確認されているのみである。
 三重県内唯一の生育地である神宮林は、1931(昭和6年)にトキワマンサクが国内で初めて発見された場所だ。生育地の周辺一帯は、神宮林として管理されているため、開発などの危険にさらされることはないが、個体数は20株以下と少ない。他の生育地でも個体数は多くはなく、日本国内で最も絶滅の危機に瀕(ひん)している植物の一つである。
 今回紹介するトキワマンサクの標本は、1951年に採集されたもので、県立博物館所蔵の矢頭献一植物標本コレクションに含まれる。寄贈者の矢頭先生は、日本の植物学の礎を築かれた牧野富太郎博士の指導を受け、三重大学教授として三重県の植物学の発展と、後進の指導に尽力された。トキワマンサクについても、中国産との比較検討などの論考がある。
 トキワマンサクの名前は、マンサク科の代表種であるマンサクが落葉樹であることに対して、冬にも葉を落とさない常緑樹であることから「常盤」(ときわ)の名前が付けられたとされる。葉は左右対称とならない形状で、葉の基部が左右でややずれている。これはマンサク科の中ではいくつかの種類で見られる特徴だ。
 4月から5月にかけて、黄白色で広線形のやや縮れた4枚の花弁をもつ花が数個まとまって咲き、見る者に独特な印象を与える。花の形状のおもしろさからか、中国産のトキワマンサクは園芸樹木として庭に植えられ、中でも花の色が紅色となるベニバナトキワマンサク(園芸品種)が多く見られる。
 県立博物館の南側には1本のトキワマンサクが植えられており、津偕楽公園へ登る坂の途中からフェンス越しに見ることができる。1953年に県立博物館が開館した時の記録として、敷地内の付設県内産珍奇植物園にトキワマンサクの名前があることから、開館当初に植えられたと推定できる。
 花は公園のサクラが満開となるころに咲き始めるが、サクラの花に囲まれると目立たないため、公園を訪れる多くの花見客には気づかれにくいようだ。
さて、県立博物館の植物標本には90年以上も前に採取された資料もあり、過去の植物分布を知るための重要な資料群となっている。

今日のことば
建築成った伽藍内の堂守や貸椅子係の職に就こうと考えるような人間は、すでにその瞬間から敗北者である。それに反して、何人であれ、その胸中に建造すべき伽藍を抱いている者は、すでに勝利者なのである。        サンテグジュペリ

2016.04.06

聖心橋の桜 3

 昨日は雨と曇りの一日でした。明日の雨の一日となるという予報です。もしかしたら今日が一年のうちで不二聖心の桜が最も美しい日であったかもしれません。





今日のことば

さまざまなこと思ひ出す桜かな     松尾芭蕉   

2016.04.02

聖心橋の桜 2

 昨日、撮った聖心橋の桜の写真です。2日前と大きな変化はありません。まだかなり蕾が残っています。この様子だと4月5日の入学式の頃にちょうど満開になるのではないかと思われます。そして来週の後半には盛りを過ぎ、散る花びらが東名高速道路へと落ちて行くことと思われます。



今日のことば

ちる花はかずかぎりなしことごとく光りをひきて谷にゆくかも    上田三四二

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