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フィールド日記

2011.05.18

高校3年生の短歌④とアブラギリ

平成23年5月18日 水曜日

高校3年生が最近詠んだ歌を紹介します。

思い出につい手が止まり一時間部屋の片づけ進まないまま
窓あけてやる気まんまんテスト勉強プリント飛ばされやる気消失
お弁当定番メニューのたまご焼き砂糖が多めの母の味
休み明け準備に練習・小テスト五月病にもかかる暇なし
あくびして悲しくないのに涙でるほんとは心が泣いてるのかな
もう少し勇気があれば伝えたいあなたに言えない私の気もち
アルバムを開いて微笑む父と母「大きくなったね」微笑む私
一日が長い長いといいながらふとふりかえるともう金曜日
窓開けて星空見つつ深呼吸夜を一息吸い込んだようだ
制服を衣替えしてふと思うこれで最後の夏服なんだ
みんながいてほんとによかった幸せですこんな友達一生出来ない

アブラギリの花が目につく季節となりました。アブラギリは不二聖心の中で不思議と数が多い樹木の一つです。
風の強い日に、大木のアブラギリから白い花がいくつも一斉に落下していく様子はなかなか壮観です。
アブラギリは、その実から油が採れることからアブラギリと名付けられましたが、別名イヌギリともいいます。
植物の世界では、「イヌ」という言葉はある種の 蔑称として付けられることの多い言葉ですが、
アブラギリの美しい白い花を見ていると、とてもイヌギリとは呼べないという思いになります。