フィールド日記
2017.12.18
木工作品アイデアコンテストの作品をチャリティーセールで販売
高校1年生がクヌギの榾木(ほだぎ)に植菌したシイタケが「共生の森」で今年もたくさん発生しています。シイタケ栽培は、里山文化が育んだクヌギの木の有効利用の典型的な例です。
明日のクリスマスキャロル・チャリティーセールでは、高校1年生が間伐材の有効利用を目的としてデザインした木工作品がチャリティー品として販売されます。
2017.12.16
マユミの実
現在の大学3年生が高校1年生だった時に「共生の森」に植えたマユミの木が今年たくさん実をつけました。マユミは鹿がとりわけ好む植物のため、富士山麓でも多くのマユミの木が鹿の食害にあっています。この美しい秋の風景を守るためにも有効な鹿の駆除対策は不可欠です。
2017.12.09
クヌギの黄葉
校舎の裏のクヌギの葉が黄色く色づいています。
2017.12.03
イロハモミジとオオシマザクラの紅葉
お茶畑の中心に立つ2本の大木の写真を撮りました。手前のオオシマザクラは既にかなりの葉を落としてしまっています。奥のイロハモミジは紅葉の盛りです。枕草子にも「桜の葉椋の葉こそいととくは(たいへんはやく)落つれ」という一節があります。ここにも千年前から変わらぬ日本の秋の風景があります。
今日のことば
一粒の砂のうちにも一つの世界を見、
一輪の野草のうちにも一つの天国を見、
てのひらに無限をつかみ
一時間のなかに永遠を持つ。
ウィリアム・ブレイク
2017.11.26
11月の野鳥の調査
木々の紅葉が進み、富士山にもかなりの積雪が見られるようになりました。
2017.11.19
秋の夕暮れ
夕方のお茶畑と坂道の写真を撮りました。
夕陽が静かに光を放っていました。
坂道では銀杏の紅葉と葉を落とした桜の木の美しいコントラストが見られました。
今日のことば
翳りたる高原に風吹きまさり尾花乱れて銀の波打つ 来嶋靖生
2017.11.12
ニッポンマイマイ
11月8日の間伐体験学習の時にヒノキ林の中で高校1年生がカタツムリを見つけました。専門家に同定を依頼したところ、ニッポンマイマイSatsuma japonicaであることがわかりました。滋賀県はニッポンマイマイ類を要注目種に指定しています。かつて普通に見られた生物がいつのまにか消えてしまうというようなことがないように見守っていく必要があります。
2017.11.05
トゲナナフシ
職員室の近くでトゲナナフシの写真を撮りました。木の枝に擬態する茶色いナナフシです。先週は事務室の近くでもトゲナナフシが確認されました。木の葉が落ちて枝が目立ち始めた今頃がトゲナナフシにとっては活動しやすい季節なのかもしれません。
トゲナナフシは千葉県で絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
今日のことば
物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそが自由なのです。 ホセ・ムヒカ
2017.10.30
秋の白鳥座
校舎の屋根とクスノキの大木の間の空に、ちょうど白鳥座が輝いていました。夏の大三角形もよく見えました。
白鳥座は中心の十字が実に美しい星座です。
今日のことば
真砂なす数なき星の其中に我に向かひて光る星あり 正岡子規