フィールド日記
2018.03.26
ビロードツリアブ
早春に姿を見せるアブとして知られ、北杜夫の『どくとるマンボウ昆虫記』にも登場するビロードツリアブがキャンプ場で多数確認されました。ビロードツリアブは複数の個体がまとまって飛んでいることも多く、空中でホバリングする姿は一目見てビロードツリアブだとわかるほど特徴的です。
今日のことば
世をはなれ人を忘れて我はただ我の心の奥底にすむ 西田幾多郎
2018.03.22
シイタケ大豊作
「共生の森」のクヌギの原木からこれまで見たことがないほど大量のシイタケが発生しました。命を終えたクヌギから菌の働きによってこれだけのシイタケが育ち、それがまた人間の命の糧となることを思うと生命の不思議を感じずにはいられません。
今日のことば
天地もよりて立つらん芥子の実もそこに凝るらん深きことわり 湯川秀樹
2018.03.19
ソメイヨシノの蕾
昨日、気象庁が東京でソメイヨシノが開花したと発表しました。これは、平年より9 日早く、昨年より4日早い開花となります。観測を開始した1953年以降、2002年と2013年の3月16日に次ぐ、3番目に早い開花であるということです。
2018.03.14
タチツボスミレ
気がつけば、雑木林の斜面にたくさんのタチツボスミレが咲いていました。
花弁の色を注意して見ると若干の濃淡の違いがあります。
スミレとよく似た色のフデリンドウが見られるのもそう遠くはないようです。
今日のことば
どんな生き方をしてもいい。魅せられたことを手放してはいけない。好きこと、どうしてもやいたいことの近くにいることを大切にしなさい。
田中優子の父
2018.03.08
3月の野鳥の調査 タゴガエル
日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が3月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。

2018.03.02
薩摩紅梅とハナアブ
築山の紅梅もそろそろ花の盛りを過ぎてきました。
今日の様子です。
木の周辺がピンクに染まり始めました。
その近くには訪花したハナアブが地面の上で休息をとっていました。
今日のことば
ながながと川一筋や雪の原 凡兆
2018.02.28
築山の白梅
紅梅よりだいぶ遅れましたが、築山の白梅も満開に近づいています。写真を撮ることはできませんでしたが、目視で訪花するヒラタハナアブの姿も確認できました。啓蟄を待たずに虫たちも動き始めたようです。
2018.02.19
2月の野鳥の調査 オニシバリ
日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が2月の不二聖心の野鳥の生息状況を調査してくださいました。オニシバリが既に咲いていたそうです。春が近いことを感じます。次の画像は滝先生がお撮りになったオニシバリの画像です。オニシバリは全国10の都道府県で希少種に指定されています。
今日のことば
なほも雪募りて昏るる山の町 上甲澄子
2018.02.05
メジロの古巣
日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生がオークヒルの近くにあったメジロの古巣を回収し、その画像を送ってくださいました。
画像を見ると巣材にビニールが使われていることがわかります。このビニールに雛が脚をからませてしまう危険性があります。

巣は2本の枝の間に吊るすかたちで作られていました。見事な技術です。

今日のことば
セーターの似合う夜学の教師かな 芳村翡翠
2018.01.28
1月の野鳥の調査 残雪とルリビタキ
寒い日が続き、1月22日に降った雪がまだ富士山麓のあちらこちらに残っています。愛鷹山の残雪も不二聖心からくっきりと見ることができます。日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が1月の不二聖心の野鳥の調査を1月27日にしてくださいましたが、滝先生はルリビタキが4羽も見られたことについて、「愛鷹山から千福が丘(当学院のすぐ近くの地名)にかけ積雪が有り、餌を求めて積雪の無い当学院に移動して来たものと考えられる。」と分析なさっていました。
今日のことば











