フィールド日記
2017.02.20
野鳥の調査でトラツグミを確認 46年ぶりの発見
2月18日に日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が不二聖心の野鳥の調査をしてくださいました。
今回はトラツグミが確認されるという大ニュースがありました。滝先生にとっては1971年に須走で見て以来の発見だそうです。
トラツグミは鳴き声が特徴的です。昭和49年6月11日に御殿場市でトラツグミの鳴き声を聞いて警察に電話をした人がいたというエピソードを『探鳥山ある記』(高橋節蔵)は伝えています。
トラツグミは日本の古典ではおなじみの鳥で、古語では「鵺(ぬえ)」という異名で呼ばれます。
以下が調査結果です。
1.ハシブトガラス 13個体
2.ヒヨドリ 7個体
3.シメ 4個体
4.ウソ 2個体
5.ホオジロ 1個体
6.シジュウカラ 2個体
7.メジロ 2個体
8.ジョウビタキ 1個体
9.アカハラ 1個体
10.シロハラ 2個体
11.ウグイス 1個体
12.コゲラ 2個体
13.ヤマガラ 1個体
14.ハシボソガラス 2個体
15.ツグミ 4個体
16.アオジ 7個体
17.キジバト 7個体
18.エナガ 1個体
19.トラツグミ 1個体
ウィキペディアより
今日のことば
書物にできることはいろいろある。知識や情報を授け、一時の楽しみを与え、ことの道理を示し、見知らぬ土地を案内し、他人の人生を体験させ、時には怒りを煽る。しかし、結局のところ、書物というものの最高の機能は、幸福感を伝えることだ。
池澤夏樹
2017.02.13
紅梅とメジロ
図書館の花壇の紅梅が満開となりました。
よく見ると、この画像にメジロが写っているのがわかります。
鳥に心があるかどうかはわかりませんが、本当に楽しそうなメジロの姿でした。
今日のことば
大湖にはじめて出でし鳰の子ら親のまわりをよろこび泳ぐ 川村多実二
2017.02.05
ロシアからやってきたアカハラ
中学校校舎の中庭にアカハラがいました。アカハラのようなツグミの仲間は地中の虫などを好むので地上にいる姿をよく目にします。アカハラはこの付近で昨年も確認されています。この鳥はサハリンなどから渡ってくる冬鳥ですが、もしかしたら昨年と同じ個体かもしれません。アカハラは古語では「しなひ」や「しなひとり」と呼ばれていました。平安時代に凡河内躬恒が編纂した和歌集『秘蔵抄』には「しなひとりおちくるいそのなく里にかくるおもへにゆくかたもなし」という和歌が収められています。「おちくる(落ちくる)」という表現はミミズなどを求めて地上に降り立つアカハラの姿を彷彿とさせます。
2017.02.03
月と火星と金星
この数日、月と火星と金星が直線状に並ぶ光景が見られています。
今日は夕方の空の月と火星と金星の写真を撮りました。
赤丸が月、黄色丸が火星、青丸が金星です。
今日のことば
おそるべき愛なる神のみこころのうつわとならんただにそれのみ 片山敏彦
2017.01.29
1月の野鳥の調査
日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が不二聖心の野鳥の調査してくださいました。その報告書を以下に掲載します。
ついに、確認した種数がアオサギの目視で50種に達しました。次の画像はアオサギの若鳥です。

2017.01.25
ティタティタ スイセンの園芸種
スイセンの園芸種であるティタティタの花が咲いています。よく見かけるラッパズイセンと同じ色のスイセンですが、ラッパズイセンよりかなり小型です。スイセンには約1万種の園芸種があると言われますが、ティタティタはその中の一つです。
今日のことば
すがすがしい静けさ
それだけが
この世を正す力なのだ
老子
2017.01.15
薩摩紅梅
築山の薩摩紅梅が咲き始めました。花の周囲は芳香に包まれています。昔、梅ごとの花の香りの微妙な違いを歌に詠んだ歌人がいました。築山には立派な白梅の木もあります。近いうちに香りの違いを確かめてみようと思います。
2017.01.12
ロウバイ
マリアガーデンの蝋梅の花が咲き始めました。「蝋梅」は蝋のように透き通った花びらからつけられた名前ですが、梅の仲間ではなくロウバイ科ロウバイ属の植物です。
2017.01.11
宵の明星
講堂の屋根の上に宵の明星が美しく輝いていました。明日は金星が東方最大離角となり、-4等星の輝きが見られます。
今日のことば
セリヌンティウス間に合ったぞと息きらし駆けこむ少女は遅刻の常習 塙大輔
2017.01.10
メジロの巣
中学1年生が中学校舎の中庭でメジロの巣が落ちているのを見つけて教えてくれました。メジロは楓の木に吊り巣をつくることが多いと言われますが、この巣もイロハモミジの木の下に落ちていました。工芸品のような美しい巣ですが、よく見ると巣材にビニールの紐が使われているのがわかります。これが雛の肢にからんでしまうことがあります。安易に捨てたビニールごみがここでも思わぬ悪影響をおよぼしています。
初春の小春日に